金継ぎ

金継ぎ(きんつぎ)という技法がありまして…。割れた陶磁器を小麦粉(グルテン)と漆を混ぜた「麦漆」で接着し、その接着跡を金箔や金粉で装飾する技法です。なぜ小麦粉なのかと言いますと漆は常温高湿度により乾燥するので、割れを密着させる場合は湿気と酸素を内部に保持するための「つなぎ」が必要なんですね。グルテンのみ抽出して混ぜ合わせたほうが接着度は増しますが、粘度が高すぎて多少扱いづらくなります。
写真のように欠けている場合はパテ状にした麦漆、もしくは砥乃粉と漆を混ぜたもので成形します。一気に盛ると内部が乾燥しない場合があるので数層にわけて形作ったほうがいいですね。漆というものはただでさえ乾燥に時間を要するものですが、一度乾燥し損ねると半永久的に乾燥しなくなったりするのでやっかいなんです。

このカップは伊藤環の作。ぶつけてポロリと欠けてしまったので金継ぎで補修してみた次第。好きなものは割れたらポイなんて気にはならないものです。
伊藤環さんの個展は「陶屋なづな」が今年最後のようです。本人のホームページは作品写真などありませんが、「伊藤環」でGoogle画像検索すると作品写真がちらほら。

Last autumn

賀春の文字

毎年お問い合わせいただくのですが…。No.09No.10の「賀春」の字が間違ってないですか?と。確かに春の横棒が一本多く見えますね。あと賀の口の部分も日になってますし。
この画像に使用している文字は「角字」と呼ばれるものでして、明治二十八年発行「新撰伊呂波引紋帖大全」から取っています。一応、間違いない文字ですので安心ください。ただ「賀春」という言葉は親しい間柄、友人、同僚等に使用する言葉でして、目上の方(年配の方)などに使用するのは控えたほうがいいかもしれません。そんなに気にする必要はないかもしれませんが…一応。

FREITAG : F22 iPhone SLEEVE

iPhoneは素で持ち歩くのもカッコイイですが、バックに投げ込んだり落っことしたりするとヘコみそう…。いや、本体というよりも持ち主の気分がヘコむのは間違いないです。きっとハートは傷だらけ。

そんな私が選んだiPhoneケース「FREITAG F22 iPhone SLEEVE」。いまさらFREITAGか!と思わなくもないですが、手作りであるFREITAG製品の魅力「この世に一つ」というところが、iPhoneの世界観に合ってるような気がするんですよね。
しかも時代は円高。国内では7,000円ぐらいで売られてるF22ですが、スイスの公式オンラインショップから直接買うと送料込みで6,330円(2009年7月)。たぶん去年はもっと安く買えたんじゃないかな…。商品価格の60%が1万円を超えると関税・消費税がかかりますが、1万円以下なら直接買ったほうが少しは安いです。というか公式オンラインショップのほうが色もたくさんあるので選ぶ楽しさがありますね。

使用感は、iPhone SLEEVE(スリーブ)という名の通りただ突っ込むだけ。使う時はベロ(写真の赤いとこ)を引っ張って本体を出します。抜け落ちないようかなりキツキツに作ってありますが内側はベロア生地なので滑り込ませやすくなってます。何よりその色合いと汚れがケースとしての個性を演出してます。
自分のパーソナリティを入れるものは世界に一つだけしかないのさ!

FREITAG (http://www.freitag.ch/)

御前岳

ここ二週間ほど忙しかったのですが金曜日に時間ができたので、福岡県は八女郡矢部村、釈迦ガ岳方面へ行ってまいりました。
ここは昨年12月にも行った場所で、今回は御前岳側から登ってみようかと。
朝5時過ぎに布団からはい出して夜明けとともに行ったものの、目的地に近づくにつれ小雨パラつき雲行きも怪しげ。紅葉も終わってるのかまだなのかなんとも微妙。とりあえず御前岳山頂へ。ガレ場が続き、山頂付近は岩をよじ登るところもあったりとそこそこハード。山頂経由で釈迦ガ岳へと向おうかと思いましたが、どうにも天候が思わしくないのでそのまま下山。御前岳〜釈迦ガ岳の定番ルートはまた次回となりました。